ペット購入時の生体保証、どこまで必要???

おんちゃん

ペットショップで犬や猫を購入する際、結構な頻度で求められるのが「生体保証です。
ブリーダーさんから直接お迎えする場合でも「生体保証」についての確認があるかもしれません。

我が家のおんちゃんはペットショップからお迎えしていますので当然生体保証についての案内もありました。

今回はこの生体保障について当ブログなりに考えをまとめてみます。

・0歳は死亡リスクが高い
・遺伝性の疾患については要確認!
・保証は返金や交換であること

ペットショップでのお迎えの場合

0歳の死因の第一は感染症・寄生虫

ペット保険を展開するSBIプリズムが2017年にまとめたデータによると、感染症・寄生虫による死因が全体の28.4%を占めているようです。

そして次に多いのが突然死で13.6%

これで全体の4割に相当します。

https://www.animalclub.co.jp/cms/wp-content/uploads/2017/10/5e985559503900fb567e2b39fb048782.pdf

2017年10月 SBIプリズム(旧日本アニマル倶楽部) まとめ

免疫の弱い子犬は感染症にもなりやすいのは当然の話。

我が家のおんちゃんもお迎え直前に風邪をひいていますし、お迎え後原虫を原因とする下痢・血便に悩まされています。

お迎え前の生育状況が不透明なペットショップにおいては、すでに何らかのリスクを抱えていると考えた方が適切かもしれません。

死亡率は1歳よりも0歳の方が多い

ペット保険大手アニコムが2021年に作成した「アニコム家庭どうぶつ白書2021」によると、保険請求データを元にした年齢別の死亡率では1歳よりも0歳の方が多いとのこと。(下記ソース)

https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202112_2_3.pdf

アニコム家庭どうぶつ白書2021

1~2歳は大差なく、3歳くらいから増加傾向になり、5歳で0歳の時とほぼ同等に。

同白書では「死亡原因」についても記載があり、0歳の時は消化器系が原因で死亡する率が最も高いのが特徴ですが、5歳では肝臓、胆臓、膵臓や神経などが死因となるケースが増えており、免疫力の有無に関わらない死因が目立ってきます。

ちなみにこの統計では死因に感染症という項目がありませんでした。

ペットショップで虫下薬を処方されるが・・・

ペットショップでお迎えする場合、虫下についてなんらかの説明があるケースが多いと思います。

店員さん
店員さん

虫下しを飲ませましたが、卵には効きません・・・。

数日後などに発症してしまう可能性があります。

実際にこういうケースは多いと思います。

虫下は卵状態の寄生虫には効果がなく、万が一卵の寄生虫がいた場合、孵化するのはお迎え後になるため、発症するのもお迎え後になるということ。

2割のほう
2割のほう

それはどうしようもないですね・・・

仮にこのケースに遭遇した場合、その治療費などについては契約時に説明があると思います。
全く保障してくれないケースもあるでしょうし、全額または一部を負担してくれるお店もあるかもしれません。

保障内容を把握する

従って重要になってくるのが、「生体保障」の中身。

お店によってこの名前は「安心パック」といった別の名前になっていて様々なサービスの一つとして生体保証が組み込まれていることもあります。

30日間だったり、別途料金で3ヶ月や6ヶ月、12・24・100ヶ月と延長できるケースもあります。
100ヶ月となれば8年以上になるので健康上のリスクを考えると保障を利用できる可能性も出てきます。

では仮に100ヶ月で保障が使えるお店の場合の対応はどうなっているのかというと・・・。

  • 万が一、保障期間内にケガ(不慮の事故の場合も含む)や病気(先天性疾患も含む)により、該当ペットが死亡した場合に代替ペットをご提供致します。
  • ただし、死亡に至るまでの治療費の賠償はいたしかねます。

という記載になっています。

また、保障対象外となる事項として一部の感染症などが指定されています。

またお店によってはそもそもの起因が「お店によるものまたは先天性の疾患」などに限定されているケースもあります。

病気になった時、お店が起因していると明らかではない場合は保障が受けられないわけですね。

代替ペットというシステム

保障の方法として広く書かれているのは「代替ペット」という方法です。

これは購入したペットが何らかの理由で保障期間中に亡くなった場合、同額の生体をお迎えできるという仕組み。

これをどう捉えるかは人それぞれです。

亡くなってしまった子は帰ってこない。
別の子が代わりになるなんてことはない。

そう考える方もいるでしょう。
一方では、

亡くなってしまったことは残念だけど、
また別の子と暮らすことができる。

と考える方もいるかもしれません。

倫理観によっても受け止め方が変わるこの「代替ペット」。

返金対応は不可で代替ペットしか選択がない場合などもあります。
みなさんはどう思いますか?

ブリーダーからの場合

ブリーダーさんから直接お迎えする場合や、ブリーダーさんとを仲介するサービスなども世の中には存在しています。

どんな環境で生まれたのかがわかる透明性の高さからお店を一度も利用せず、ブリーダーさんからだけお迎えをするケースも耳にします。

保障については仲介サービスの場合は100%返金が前提となっているようです。
治療費の負担もしてくれるサービス元もあるようです。

しかし基本的には長期での保障はないものと考えて良さそうです。

30日間や1か月、長い場合は2年と様々なケースがあるようです。

事前に把握をしておく必要がありそうです。

我が家の話

おんちゃんお迎え時はどうしたか。

(最低でも)一ヶ月は保障をつけてください。
という感じで説明を受けたので一ヶ月だけの保証に入りました。

長い保証の方が短い保証よりも時間的には安くなりますが、おんちゃんの替えはいないので一ヶ月で十分です

しかし、考え方としては、お迎え後の環境の変化に対応できなくなり急変するリスクがあることを考えると短期でも入っておいたのは安心だったかもしれません。

保障は考え方次第。あるに越したことはないのかも?

生命保険や自動車保険などの保険は何もないことが一番で、万が一何かあった時に良かったと思うもの。

生体保証は保険とは違いますが、ないよりはあったほうがいいのかもしれません。

しかし、100ヶ月のような長期で入る必要があるかどうかはしっかり考えるべきです。

お迎え後の環境の変化を加味して、1〜2ヶ月の短期間だけの保証などを検討するのも手だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました